こんにちは。watatokaです。
最近はスーパーでも見かける機会が多くなってきた「つるむらさき」。
葉物野菜は何かと使いやすく、気にはなるけどついつい使い慣れているホウレン草や小松菜を選んでしまいませんか。
しかし、つるむらさきは栄養価が高く調理法を知っていれば定番野菜として料理のレパートリーを増やしてくれる葉物野菜なんです。
この記事では、そんな「つるむらさき」の特徴や保存方法などをご紹介したいと思います。
つるむらさきとは
つるむらさきは夏が旬の緑黄色野菜で、6月から8月にかけて多く出回ります。
中国南部から東南アジアにかけて広く栽培されており、2000年前から食用にされていたと言われています。
茎やつるが紫色をしていたことから「つるむらさき」という名前になりました。しかし、スーパーなどでは食べやすい緑色のものが主流になっています。
つるむらさきの特徴
つるむらさきの栄養価は高く、ビタミンCやカロチン、鉄分、カルシウムなどの栄養素が豊富な野菜です。ほうれん草と比較すると、カルシウムは約3~4倍、ビタミンCは約1.2倍多く含まれています。風邪予防・美肌・貧血防止に効果があると言われている栄養素が豊富なんです。
また、つるむらさきには独特の粘りがあり、これは胃壁の保護や強化、免疫強化などの効果が期待できます。また、整腸効果や少量で満腹感を得る効果があるので、ダイエットの強い味方です。
美容や健康によいので、ダイエット中の方にもおすすめの野菜です。
つるむらさきの保存方法
野菜室での保存
つるむらさきは乾燥に弱い野菜です。その為、使い切れなかったつるむらさきは茎の部分を湿らせたキッチンペーパーに包み、保存袋に入れてから根元を下にして立てた状態で野菜室に保存がおすすめです。
冷凍保存
つるむらさきは、ひと工夫すれば冷凍保存も可能です。
まず、つるむらさきを茹で、しっかりと水気を絞ります。
水気を絞ったつるむらさきを5㎝の長さ(使いたい長さで)に切り、1食分ずつ小分けにしてラップで包みます。
冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
約1か月の保存が可能です。
冷凍したつるむらさきの調理方法
凍ったままスープや炒め物に入れて調理可能です。また、みじん切りや小口切りにする場合は、冷凍庫から出して3分程置くと切りやすくなります。和え物にする場合は、自然解凍をするか、ラップをしたまま耐熱容器に乗せ、500wの電子レンジで30秒ほど加熱して解凍できます。
つるむらさきの下処理方法
つるむらさきはアクが強く、山菜のようなえぐみがほのかにあります。なので、まずは下茹でしてから調理することをお勧めします。
茹でて刻むとモロヘイヤのようにネバネバします。葉だけでなく太い茎も柔らかいので美味しく食べられます。
つるむらさきはフライパン1分で下茹で可能です。
1.つるむらさきを根元から葉先まで水で洗い、しっかりと汚れを落とす。
2.26㎝以上(つるむらさきが入るサイズ)のフライパンに湯を沸かし、塩を入れてつるむらきを30秒茹で、裏返して30秒茹でる。(湯500㎖に対して塩10gが目安)
3.つるむらさきを冷水にとり、ザルにあげて水気をしぼる。
4.つるむらさきを使いたいサイズに切る。
POINT
・つるむらさきは茎が柔らかいので、葉と一緒に一気に茹でることが出来る。
・つるむらさきを氷水にさらすことで色止めになり、鮮やかな緑色を保てる。
・ちょうどいいサイズのフライパンがない場合は、葉と茎に切り分けてから茹でる。
つるむらさきの美味しい食べ方
つるむらさきには山菜のような「えぐみ」がほのかにあるので、香りや風味がしっかりしているごまや納豆、オイスターソースなどの食材と組み合わせるとさらに美味しくなります。
つるむらさきを使ったレシピ↓
つるむらさきは使いやすい食材
つるむらさきは下茹でをすれば様々な料理に使用でき、冷凍保存も可能なのでとても使いやすい野菜です。
・胡麻和え
・納豆和え
・おひたし
・オイスター炒め
・天ぷら
・スープやお味噌汁の具
など様々な調理法があります。
また、シャキシャキの歯ごたえとネバネバの食感は、夏の暑さで食欲のないときにも冷たいメニューで食べたいおすすめ食材です。