こんにちは。watatokaです。
最近はスーパーでも見かける機会が多くなってきた「おかひじき 」。
売っているのは見たことがあるけど、どう調理したらいいのかわからず迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「おかひじき」の特徴や保存方法などをご紹介したいと思います。
おかひじきってとは?
おかひじきとはアカザ科オカヒジキ属の植物です。見た目が海藻の「ヒジキ」に似ていることからその名前が付けられました。元々は海岸の砂地などに自生している野草で、日本だけでなくヨーロッパ・中国・ロシア・朝鮮半島など世界中に生息しています。日本で食べられているおかひじきは、主に若いときの柔らかい茎と葉っぱで、淡泊な味と歯ごたえのよい食感が特徴です。さまざまな料理との相性がよくサッと茹でてから料理に使います。
おかひじきの旬は?
おかひじきの旬は、露地栽培や自生しているおかひじきは4月の中頃から5月にかけて旬が訪れます。ビニールハウスなどで栽培されているおかひじきは山形県では4月から10月にかけて収穫され、福岡県では9月から翌年の3月まで収穫されています。栽培技術の進化でほぼ1年中食べられますが、やはり4月中頃から5月が1年の中でもっともおいしく栄養豊富な時期です。
おかひじきはほとんどが無農薬
おかひじきはハウス栽培が盛んな植物ですが、育てるのが非常に大変だといわれています。その理由は「湿気に弱い」「使える農薬が少ない」などが関係しているそうです。消費者から見れば、無農薬野菜のため安心して食べることができますが、おいしくて安全なおかひじきが食べられる背景には、おかひじき農家の多大な苦労があることが伺えます。
おかひじきの栄養素
むくみ予防の「カリウム」、骨を丈夫にする「カルシウム」、貧血予防と肌の血色をよくする「鉄分」などミネラルを豊富にふくむ健康野菜です。美肌作りのためにも食べたい野菜です。
おかひじきの保存方法
おかひじきは他の青物野菜と一緒で葉の緑色が濃く、ハリとツヤがある物を選びましょう。保存するときはラップで包むかビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存がおすすめです。冷蔵庫で4~5日程度鮮度を保つことができます。冷凍する場合は下茹でしてから水を切り、バットなどに薄く並べてなるべく早く凍結する様にすると食感と栄養を残すことができます。冷凍保存の目安は1ヶ月程度です。
おかひじきの下処理&茹で方
おかひじきはややアクがあるので、下ゆでしてから使うことをお勧めします。シャキッと食感を生かすため、ゆで時間は短めにしましょう。
茹で方
1.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えておかひじきを茹でる。(お湯1L に対して塩小さじ2が目安)
2.1分~1分30秒ほど茹でたらすぐに氷水にさらす。
3.水気をしぼり食べやすい長さに切る。
POINT
・天然もののおかひじきはアクが強いので2~3分茹でる。
・天ぷらにする場合は下茹で不要。
おかひじきの食べ方
おかひじきはクセがなく、料理のジャンルを問わずに様々な味付けで楽しむことが出来ます。
・おひたし
・ナムル
・炒め物
・天ぷら(下茹で不要)
・煮浸し
・サラダ
・スープやお味噌汁の具
など様々な調理法があります。下茹でをすれば様々な料理に使用でき、冷凍保存も可能なのでとても使いやすい野菜です。
おわりに
「陸のひじき」と呼ばれることもあるおかひじきは、栄養満点のヘルシーな野菜です。味にも香りにもクセが少なく食べやすい野菜で、下茹でをすればサラダや炒めもの、スープなどいろいろな料理に使えるます。ぜひ様々な料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。